さとうもぐも あば展と就職活動

「さとうもぐも あば展」を見に行った。展示されている作品は基本的に平面の絵画だった。
それらを例えると、グランジ系のロックとインプロビゼイションでないフリージャズとおまけに童謡が流れる中に、バスキアと根本敬の粉をパッパッと振りかけたような作風である。

それぞれの作品には明快なストーリーと風刺が込められている。現代美術、特にファインアートの分野では、視覚的な訴えのみで作者の思いは見る者に委ねます。といったものが多いが、さとうの作品にはそれらと違い強烈な訴えを感じる刺激的な内容だった。(もっともわしはファインアートも大好きなのだが。)もちろん技量と精度という面ではまだ足りないものを感じるが、それらが備わったら強力なアーティストになるに違いない。

特に気に入ったのはこの二つ

discrimination

なんで皆かわいいものばかりに飛びつくのか?ということを言っている作品。皆がチヤホヤするパンダに、一般的にはかわいいと思われない虫達が嫉妬と羨望を抱いているもの。虫は形とか色とか音とかかっこいいのにね。

rensa

兵器開発と戦争について描いたもの。どこかの国が作った兵器に勝つために、より強い兵器を開発していくことを食物連鎖に見立てて描いたらしい。兵器だけでなくスポーツや企業の競争についても同じことは言えるが、これは戦争のバカバカしさを訴えたのか。

就職関連の作品群

彼女は大学生ともあって、その友人達も就職活動に入って行くらしい。そのことを憂う作品も多かった。冒頭の作品もそのひとつ。どこかの笛吹きかラッパ吹きに促されて就職し、いわゆる社畜になって行く様子を描いたらしい。(泣)

jobhunter

履歴書を持って面接に行った就職希望者が自動販売機に入っている。会社がどれを買おうかと物色している様子。

rirekisho

床に置いたダンボールに白紙の履歴書を貼付けていて、来場者に踏んづけてもらうというもの。このときはわしの息子がグジャグジャにしてしまって履歴書とは分からない状態になってしまっているが。

というように彼女の訴えは若くて明快。しかしそもそも最近の就職活動がおかしいのだ。志望の動機だけ変えた履歴書を100枚作って100社に面接に行く。そりゃおかしいわ。100社受けるということは単純に通ったところから選ぶということで、数打ちゃ当たるというところだろう。100社選ぶ作業も大変だが、その前に自分がやりたい仕事がその時点でもまだ決まってないということとだろう。やりたい仕事が分からない。ということも当然あるだろうが、それでもその100社から面白そうと感じた会社を2、3社だけ選ぶことに意味があるのだ。生きて行く中で選択が必要な場面は数々あるし、不本意でも選択したら結構面白いなんてことは良くあるのだ。2、3社受けてどれも落ちたらフリーターでもやるか、貯金があればブラブラしておけばいいのだ。

募集する会社の側も自分の会社が、100社のうちの1社に過ぎないのに「志望の動機は?」とか「うちの会社の良いところ、悪いところを言え」とかは聞いたところで意味が無い。その会社はたまたま100社に入っただけなのだから。

ちなみに当社のような小さい会社は、数ある会社の中から選んでくれたということだけで50%採用が決まったようなものだ。後の50%は一緒に仕事をして楽しめそうか?とか、仕事に直結した技術を持っていなくても、夢中になっているものがあるか?とかで決めている。

といっても今当社は募集をしていないので、応募しないでください。チャンチャン。

fukuda
About fukuda (13 Articles)
ワシがシャチョーです。プログラミングでもMakeでも作るなあ楽しいでしょーが。ああ作りたい。いつでも作りたい。最近のお気に入りはこれ。https://youtu.be/mv38hq1UtTM

Leave a comment

Your email address will not be published.

*



Top